アコード・ハイブリッドの話題に続いて、2013年9月には燃費を大幅に向上したフィットが登場します。
ガソリンの高騰が話題になっている昨今、コンパクトカーに乗り換える方が多くなるかもしれません。
コンパクトカーといえば、フィットが初めて登場したときは、すごく話題になりました。また同じような勢いはでるのでしょうか。
アクアより燃費が優れていることはすごいことなんですが、すぐに逆転されそうで、結局、トヨタの前座になってしまうような気がしてなりません。というのは、フィットはリチウムイオン電池を使っていますが、アクアは性能の劣るニッケル水素電池を使っています。
リチウムイオン電池はニッケル水素電池に比べて2倍の出力を出すことが出来るそうです。 JC08モードでみると、 フィットハイブリッドは36.4km/L、トヨタ アクアは35.4km/Lです。その差はたったの1kmです。
ハイブリッドで重要なバッテリー性能が倍になっているのに、燃費ではアクアと大差ないといってもいいくらいです。 見方によれば、古いタイプのニッケル水素電池を使って、新フィットに迫る燃費を出しているアクアがすごいということになるかもしれません。
プリウス(3代目)でも、リチウムイオンを使うことが噂されていましたが、安全面やコスト等の問題でニッケル水素電池を使うことになったという話がありました(プラグインHV除く)。今後は、トヨタでもリチウムイオン電池を導入してくるのでしょう。
フィットの価格は、アクアと同等やそれより安いですから(アクアのG,S,Lのグレードによる)、今回、ホンダがリチウムイオン電池を使って低価格で販売できるのであれば、そこは技術等ですばらい部分があると思うので評価はしたいです。
すでに、フィットとアクアを比較する企画がたくさん出てきているようですが、エンジンや燃費で見たら、フィットが勝つのは当然でしょう。 2011年末に出てきたアクア、そして、2013年9月に出るフィットを比べるのも無理があると思うんですけど、こういうのが好きな雑誌やウェブサイトが多いみたいです。
逆にアクアが勝ってしまったら、ホンダは何をしていたのか?と思われてしまいます。 アクアのマイナーチェンジが近く予定されているようですが、新型が出てきたら、そこが真の対決と思いたいです。
バッテリーはリチウムイオンに変えなくても、トヨタの技術でフィット以上の燃費を出してきそうな気がしますがどうなるでしょうか。