ダイムラーのお利口なハイブリッド管理システム

太陽光発電ハイブリッド車

インサイトを運転していると、ハイブリッド用のIMAバッテリー(以下、バッテリー)容量が足りないと感じることがよくあります。

長い下り坂があっても、途中でバッテリー充電が一杯になってそれ以上充電できません。もっと充電できるのに、すごくもったいないなあとよく思います。

ず~と下っていて、ほとんどアクセル踏んでいない状態で、本来ならガンガン充電できるんですが、これ以上はバッテリーの容量的に無理・・・・。     

下りがあるということは、上り坂もあるわけですが、その上り坂で充電した分を要領よくモーターアシストに使えればいいのですが、必ずしも人間が思ったようにはいきません。

少し上りの長い坂ですと、途中でバッテリー残量が足りなくなってしまいます。そうなると、モーターアシストが停止するので、それまで軽快に走っていた車が急に重くなったように感じます。

乗り始めた当初は、故障?と思ったほど、急激に鈍くなります。

なぜこんなことになるかというと、上り坂の途中でバッテリーを使い切ってしまうとモーターアシストが無くなるばかりでなく、充電を始めるんです。

上り坂でエンジンのエネルギーはすべて駆動に回したいのに、このタイミングで充電してどうする!?って感じです。  

バッテリー容量の問題もありますが、システムをうまく使いこなすソフト面が改善されるだけで、もっと燃費がよくなりそうな気がします。

そうは言っても、2009年の技術ではインサイトのハイブリッド・システムは十分だったと思いますが・・・。   

2014年、そんな無駄を走行ルートを計算して無くそうというハイブリッド・システムが出てくるようです。

Daimler(ダイムラー)は「Intelligent HYBRID」と呼ぶハイブリッド車向けのエネルギー管理システムを開発した。 ハイブリッド車の燃費が良好である理由の1つに、減速時のエネルギーを発電機で回生し二次電池パックに蓄電できることが挙げられる。しかしダイムラーによれば、下り坂などの減速エネルギーの回生を効率よく行える場所では二次電池パックがほぼ満充電状態になっていることが多く、このため減速エネルギーが無駄になっているという。

Intelligent HYBRIDでは、同社の車載情報機器「COMAND」のカーナビゲーションを使って、走行ルート上にある下り坂に差し掛かる前に、モーターによる走行アシストを積極的に使用して電力を消費し二次電池パックの空き容量を確保する。こうすることで、下り坂における減速エネルギーを無駄なく回生できる。

~抜粋ここまで(参照元:MONOist/2014年04月18日)~

カーナビと連動したハイブリッド・システムのようですが、下り坂の前にバッテリーを使い切ってしまうという方法はシンプルですが、効率が良さそうです。  

フィットとヴェゼルでリコールが続いていますのページで書きましたが、技術的に難しいことに取り組むのは素晴らしいのですが、トラブル続きで信頼を落としているように思います。

ハイブリッドの技術的な進化も大切ですが、余りに問題が多発しているので、もう少し研究してから市場に出してほしいです。 その間、いまある技術を有効に使うことができるソフトの面をもっと進化してくれないかなと思ったりします。 

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