2014年3月、携帯電話をソフトバンクからドコモに買い換えようと思って、携帯電話番号ポータビリティ(MNP)予約番号を出してもらおうと試みました。
MySoftBank(PC版)という会員専用のホームページから案内に沿っていくのですが、「ご解約前に確認ください」という重要な?ページが続いて、次のページ、次のページというように3ページを読みました。
やっとMNP予約番号を発行してもらえるかと思いながら、最後のボタンをぽちっとした押したところ、「ソフトバンクに電話するかショップに行ってください」という案内が出るだけでした。はあ~!?
「これを読んだ後にMNP予約番号を発行します」と思わせぶりなページを用意しておいて、結局、電話かい 😡
オンラインで発行するんじゃないの!?とむっとしたものの、仕方なくソフトバンクに電話しました。
(後から知りましたが、パソコンではなく、Yahoo!ケータイからMy SoftBankにアクセスすれば、面倒な電話連絡をしなくてもMNP予約番号が発行されたようです。)
電話に誘導するのは、解約の理由とかどうして他社に移るのとか、解約させないように色々面倒な話になるんだろうなと思っていたところ、やっぱりそうでした。
解約を決めるまで色々時間をかけてやっと決断しているわけすから、正直言って、うざいです。
ソフトバンクの男性担当者は、対面していたら唾を飛ばして一方的に話してくるような方でした。
利用者情報等の必要事項を伝えた後のやり取りはこんな感じでした。
担当:ただいま、お客様のご利用状況を確認しておりますので、その間にいつくかご質問させてください。
私:はあ・・・(はじまった 😥 )
担当:ドコモさんかauさんのどちらへご契約の予定ですか?
私:ドコモです。
担当:やっぱり乗り換えの方が料金がお得だからですか?
私:(やっぱり?みんなそうなんだね。)・・・・そうです。
担当:確認させていただきましたところ、お客様は長くソフトバンクをご利用いただいておりますので、特別に35,000円のキャッシュバックをご案内できます。ソフトバンクのポイントで差し上げますので、ぜひ、機種変更にご利用ください。
私:今更そんなこと言われても、この電話をしている時点では、もう色々比較検討した後で、他社で次に何を買うか決めているんですよ。
担当:こういう機会にのみ、特別にご案内できるものなんです。
私:新規や乗換えばかり優遇するキャンペーンをやっていて、存続の客が解約するからといって急にそんな割引を持ち出すのではなく、別の機会に案内できたんじゃありませんか?
担当:本当に今だからこそ、ご案内できるキャッシュバックなんです。検討だけでもしていただけませんか?ポータビリティーの番号はいつでも発行できますけど、この機会を逃すとこのお得なキャッシュバックは二度とご案内できませんよ。
私:ドコモは50,000円のキャッシュバックなんですけど・・・
担当:え~、そうですね・・・35,000円分のポイントとは別に、機種変更ですと通常15,000円のキャッシュバックがありますので、それで合計50,000円相当になるはずです。
私:はあ、そうなんですか・・・。
この後も問答が続くのですが長くなるので省略。ほんと疲れます。
ポータビリティ(MNP)予約番号を聞いてさっさと電話を切りたいのですが、一昔前の押し売り電話通販のようで、相手側は自分の要求が飲まれるまで電話を切らない構えです。
こういった部署では、客がこう言えばこう返すみたいなマニュアルがあるのは承知していますが、少なくとも長年利用してくれているお客さんを大切にしようという気持ちが全く感じられず、とても残念な気持ちになりました。
そこで、「一度検討しますが、検討した後に改めて電話したときには、すぐにポータビリティーの番号を出してください。」と言ったところ、「わかりました。ぜひ、検討してください。」とやっとこの担当者から逃れることができました。
この担当者は解約をとりあえず一件防げたということで、仕事をしたことになるのでしょう。
何件解約を留まらせたかで報酬が変わってくるような仕事かもしれません。まったく勘違いなやり方だと思いました。実際には自社(ソフトバンク)が嫌われる結果になることしかしていないのに・・・。
即効、1分後に電話をかけ直しました。
履歴で状況は分かっていたと思うのですが、次の担当者は「解約前のご案内はありましたでしょうか?」と一応聞かれたので「ありました」と少し不機嫌に返答すると、すぐにMNP予約番号を出す手配をしてくれました(MNP予約番号は数分後にメールで送られてきました)。
最初からささっとポータビリティ予約番号を出してくれれば、嫌な気持ちにならなかったのにと思うばかりです。
状況によっては、今回ソフトバンクから案内されたキャッシュバックはお得だったでしょうが、タイミングと提案の仕方が悪く全く利用する気になりませんでした。
解約すると言わなければ今回のような割引情報を出してこないわけですから、ソフトバンクを長く使おうと普通に機種変更をしている客はとても損をしていることになります。
考えようによっては、機種変更や乗り換えを考えている際には、一度、解約やポータビリティ予約番号を出してもらうふりをして割引情報を引き出すという手があるのかもしれません。
車のディーラーでもありますが、ごねる客ほど割引を引き出せて得をするという商売方法は余り好きではありません。
解約時にこそ気持ちの良い対応ですと、一旦解約してもまた戻る可能性がありますが、次回の利用はちょっと考えてしまう出来事でした。