2013年11月、マツダが「アクセラ」でハイブリッドカーを初投入するそうです。
「ハイブリッドなんか関係ない、エンジンを効率よく動かす技術があれば、現行のハイブリッドなんかに燃費で大きく劣らない!」といっていたマツダの印象が強いんですが・・・・ 。
スバルもハイブリッドを投入して、マツダだけハイブリッドが無い(海外除く)というのは社内外で批判が多かったのでしょうか。
マツダの社長さんは、「日本メーカーとしては初めて国内市場で1車種にガソリン、ディーゼル、ハイブリッドの3種類をそろえた」とアピールしたそうです。それがどんなにすごいことか、必要なのか、よく分かりません。
せっかくマツダからハイブリッドが出るとはいったものの、ハイブリッド部品はトヨタから供給してもらうそうです。 なんか微妙な展開です。トヨタ・ハイブリッド王国の傘下に下ってしまうのでしょうか(ちょっと大袈裟^^;)。
トヨタがハイブリッドの技術を確立してしまった感じがあって、トヨタの特許を使わないで新たなハイブリッドシステムを造り出すのは相当大変なのかもしれません。
でも、二社の技術が組み合わさったスカイアクティブ・ハイブリッドってどんな乗り心地になるのか楽しみな感じがします。
スバルは、XVハイブリッドを最近出しましたけど、エンジンを補助するモーターアシストタイプのものでした。
2009年にインサイトが出てから5年も経っているわけですから、インサイトで使っているモーターアシストタイプとは構造が少し異なりますし、性能は上がっているでしょう。
スバル・ファンにしてみれば、よくやった!みたいなところがあったと思います。燃費性能ではない、乗り心地を求めたハイブリッドシステムというのは面白い切り口ではあったと思います。
私もスバルは好きですので、スバルらしいハイブリッドといわれると気持ちがぐらっとしてしまいますが、すでにハイブリッド車に乗っている人からしてみると、少々時代遅れの補助的なハイブリッドの味付けを変えただけのような気がしてしまうかもしれません。
ホンダは補助的なハイブリッド方式がすごく良いと以前は言っていましたけど、結局はそれではダメということで、新しいハイブリッドシステムを開発して、新アコードやフィットに投入しています。
スバルも、自社でやってみたけどコスト高や難しさを感じたのか、すでにトヨタとハイブリッドカーを共同開発しているそうです。3~4年後にはSUVにそのハイブリッドシステムを乗せるそうです。
86やBRZの時のように、今度はSUVでそのタッグが実現するようで楽しみではあります。
日産は電気自動車に力を入れている感じが強く、国内ではホンダしかトヨタに戦いを挑めないハイブリッドカー構図になってきたかもしれません。
ホンダは、「後出しジャンケンでは負けられない」と気合を入れて新しいハイブリッドシステムを作っています。
莫大な開発費の捻出とか会社の事情があるでしょうけど、マツダやスバルがトヨタからハイブリッドの技術供与を受ける流れをみると、ホンダは頑張っているなと感じます。
追記:マツダ・アクセラハイブリッド 試乗インプレッション