春になると憂鬱になるのが、コバエです。冬場は寒くて出てこないコバエですが、それ以外のシーズンはコバエに悩まされることがあります。
コバエ対策は色々試してきましたが、ここ2~3年継続しているコバエ対策がありますのでご紹介します。
コバエ退治や撃退方といっても、コバエのタイプ、地域、環境などが異なるとあまり効果がないこともあると思います。一つの例として参考にしていただければと思います。
おすだけノーマットでコバエを待ち伏せ
まずこれは欠かせないと思って用意しているのが、おすだけノーマット蚊取りスプレーです。
おすだけノーマットスプレーは、噴射した霧状の殺虫剤が天井や壁に付着して、そこに止まった蚊を殺虫するものです。いわゆる、待ち伏せ的な方法で使います。
自宅でこのスプレーを使う前と比べて、肌感覚ですが、現状はコバエの発生を6~7割くらい減らせていると感じています。自宅内でコバエの発生しそうなところや外からの侵入経路などを見つけて、そこに定期的にスプレーすることが前提です。
基本は蚊取りスプレーですが、短時間であればコバエにも有効であると実感しています。ただし、すべてのコバエに有効とまでは言えません。
こちらの商品は、夏場になると、品切れや値上げになっていることがあるので、シーズン前に確保するようにしています。夏場は、これが無いと不安です(笑)
一度スプレーすると、蚊に対する効果が12時間と24時間持続する2タイプがありますが、コバエに関しては、そこまで効果が長く続かないようです(2時間程度に思えます)。そこで、コバエを見つけたとき以外は、朝夕2回ほどのペースでスプレーしています。



スプレーする場所は、トイレや洗面所といった、コバエが好むといわれる水場中心にしています。スプレーしておくと1~2匹は落ちていることが確認できるので効果があると感じています。
玄関や勝手口、廊下、お風呂なども効果があると思います。ただ、家中の各所に殺虫剤を撒きすぎるのは体によくないかもしれないと思って、気になるときだけそれらの場所はスプレーしています。
キッチンで殺虫成分をスプレーすることは抵抗があって、基本、使っていません。コバエが気になるときは、蓋のあるゴミ箱の中だけスプレーしておくことはあります。寝室もあまり使っていません。
おすだけノーマット蚊取りスプレーのパッケージの案内では、ハエに対しては直接噴射のみ有効となっていて、コバエに関する情報はありません。コバエは複数の種類ありますので、こちらの商品が有効ではない場合もあると思います。
コバエ専用のスプレーも出始めたので、そちらを試してみるのもよいかもしれません。殺虫力が強いのかもしれませんが、価格のわりに容量が少ないので、使う箇所が多いとすぐになくなってしまうところが気になります。
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食器用洗剤と水をまぜたスプレーでコバエを撃退
前出のおすだけノーマットスプレーは待ち伏せ的に使いますが、コバエを見つけたときの撃退用には食器用洗剤と水をまぜた自作のコバエ撃退スプレーを使っています。
霧吹きスプレーに水を入れ、そこに食器用洗剤を数滴たらします。あとは容器を振って水と混ぜた上で、コバエを見つけたときにスプレーしています。
食器用洗剤と水を混ぜるときの割合ですが、食器用洗剤が多いとうまく噴射しないので、数滴を混ぜる程度にしています。
噴射した水を手で触って、少し洗剤のぬめりを感じられれば十分かと思います。洗剤成分が濃いと、スプレーした後のふき取りで泡立ってしまったりして後処理が面倒になることもあります。
食器用洗剤を入れる方法は、コバエ対策の一つであるめんつゆトラップでも使われます。めんつゆトラップは、めんつゆの匂いでコバエを呼び寄せて退治する方法です。
めんつゆトラップは、小さい容器にめんつゆを入れて、数滴の食器用洗剤を垂らすだけの簡単なトラップです。食器用洗剤に含まれる界面活性剤が、コバエの呼吸器官を塞いで窒息させて退治することができるようです。
この方法をネットで見たときに、実際に試してみましたが、最初は効果がありましたが、そのうちスルーされるようになって効果が続きませんでした。
そこで、スプレーにしてはどうかと思って試してみました。罠にかかるのを待っているより、こちらから撃退に動く方法です。めんつゆをスプレーする必要はないので、水と混ぜて使っています。
食器用洗剤を混ぜた水であれば、殺虫剤のように空気中に広がりませんし、スプレーした後でも掃除のときのように簡単にふき取ることができます。このため、キッチンや他の部屋でも使いやすいです。
自作の虫よけスプレーなどは色々混ぜて作っている方もいますが、この洗剤と水だけのスプレーは、100均でも買える霧吹きスプレーを用意して、水と食器用洗剤を少し使うだけです。いろいろ揃える必要もなく、お金があまりかかりません。
殺虫剤を買いに行く必要がなく、たくさん使ってもすぐに自作で補充できます。殺虫剤のスプレー缶を処分する面倒なこともないです。
ただし、この自作コバエ撃退スプレーは、基本、至近距離でしか使えません。ガス噴射のように遠くに届きませんし、噴射範囲も狭いです。勢いも弱いので、遠くからだと噴射してもコバエに逃げられてしまいます。
そこで、テーブルの上にコバエを見つけたようなときに、そっと近寄ってこのスプレーを噴射します。洗剤を混ぜた水滴がコバエに降りかかると、コバエが動けなくなって弱らせることができます。あとは、掃除するように水滴とコバエをティッシュでふき取って、殺虫して捨てます。
殺虫剤のように即効性はないので、1回スプレーしただけでは、一瞬殺虫できたように見えても、逃げられてしまうことがあります。そのときは、2~3回スプレーして洗剤水をたっぷりコバエにかける必要があります。
近寄った時に逃げられることもあって、イラっとすることもありますが、これは仕方ありません(笑)
ちなみに、この食器洗剤+水を入れたスプレーはゴキブリにも有効です。コバエを撃退するのと同様、食器用洗剤に含まれる界面活性剤が、ゴキブリの気門を塞いで窒息させるそうです。
ただ、ゴキブリには1~2回スプレーした程度では倒せませんので、この食器洗剤水をたっぷり浴びせる必要があります。ゴキブリ用に使うのであれば、濃度を少し濃くした方がよいかもしれません。
1回スプレーした時点で壁の後ろなどに隠れられてしまうと、それ以上は追えませんので、どこでスプレーするかも選ぶ必要があります。
実際は、アースジェットといった殺虫剤の方が効果があって便利です。しかし、キッチンや寝室では殺虫剤を使うのは抵抗があるので、この自作コバエ撃退スプレーで代用しています。
水の霧吹きスプレーでコバエを吹き飛ばす
前出の食器用洗剤を混ぜた水の自作スプレーが使いにくいケースでは、水だけ入った霧スプレーを使っています。
殺虫効果はありませんが、近くに食べ物があるとき、手で払っても、何度も寄ってくるコバエを追い払うときなどに使います。
また、敷物やカーテンなど洗剤成分がふき取りにくい箇所にハエが止まっているようなケースでは、前出の食器洗剤を混ぜたスプレーを使いたくないときもあります。そこで、水だけの霧スプレーが出番になります。
水の霧スプレーでも、至近距離で一撃すればコバエを弱らせることが可能で、水滴を浴びて動きの鈍くなったコバエをティッシュなどで取って処分できることがあります。撃退の確率は低いですが、排除するくらいの感覚で使っています。
ハエ取りリボンは勝手にハエを捕ってくれる
ハエ取りリボンは、リボン状のハエ取り紙を天井などから吊るして、べたべたしたとりもちでハエを捕らえる方法です。昔ながらの方法ですが、結構効果があると思います。
吊るしたハエ取り紙に、ハエがどんどんくっついていくので、効果のほどは一目瞭然です。見た目が余りよくないので、使う場所は限られるかもしれません。
おすだけノーマット蚊取りスプレーを使い始める前は、コバエが何度も目の間を飛んでいくことがあって、もうコバエにうんざりとなって、このハエ取りリボンを部屋の四隅に設置していた時があります。
見た目なんて気にしてられないというときには、試してみてもよいかもしれません。部屋の隅の目立たないところに設置しても、意外に効果があると思います。
コバエを多く捕らえることができれば、適時交換する必要がありますが、室内でそれほどコバエが多くなければ、一度設置してしまえば、そのまま放置でよいので楽です。
ハエ取りリボンを自宅の物置のように使っている部屋に設置して、半年ほどそのままにして忘れていたのですが、処分しようと思ったらハエ取り紙の粘着力がまだありました。
定期的に交換した方が効果は高いと思いますが、メーカー品であれば、そのまま放置でも長く使える感じです。衛生面も考慮すると、早めに交換した方がよいとは思います。
コーヒーカップにはカップカバーを使う
めんつゆトラップは、めんつゆの匂いでコバエを誘引するトラップですが、コバエはコーヒーの匂いにも強く反応するようです。
私がコバエ撃退に無駄な労力をつぎ込むようになったのは、時間をかけて淹れたコーヒーを飲もうとした瞬間に、コーヒーカップの中にコバエが飛び込んできたことからです。
美味しいコーヒーをのんびり飲む時間を楽しみにしていたのに、その楽しみを壊された怒りが、コバエ撃退のエネルギーになったといっても過言ではないです(笑)
コーヒーを飲んでいるとき、ちょっと目を離した瞬間に、コバエがカップの縁や内側を移動していることもありました。
どこからともなく出現してくるコバエからコーヒーを守るという意味から、カップカバーは必須になりました。面倒ではありますが、ほこりが入るの防いだり、多少保温もできるのでよしとしています。
なかなか効果が出ないコバエ対策?
コバエ対策では、めんつゆトラップ、アロマ、虫よけビーズ、蚊取り線香、殺虫剤など、色々試してきました。
匂いでおびき寄せるトラップ系タイプは、最初はそこそこ効果があるのに、コバエが段々寄り付かなくなっていました。また、辛抱強く待たなければならないので、効率がよくないと思いました。
アロマや虫よけビーズのような香りでコバエを寄せ付けないといったものは、効果のほどは余り感じられないですが、気休め程度に置いています。
ハッカの虫よけビーズ(ダイソー)
蚊取り線香は、殺虫成分に加えて匂いも煙もあるので、コバエを寄せ付けない効果があるように感じました。ただ、のどが痛くなったり、呼吸器系にもあまりよくない感じがしたので使うのは止めてしまいました。
よく行くダイソーでは、シーズンになるとコバエ対策グッツのコーナーが登場します。いくつか試しましたが、ハエ取りテープ以外はあまり効果は感じられませんでした。でも、新しい商品が出ていると期待して買ってしまいます。
コバエの種類、自宅の環境、料理の頻度、ゴミの扱い、観葉植物の有無など、様々な条件が各家庭で異なるので、完璧なコバエ対策はないと思いますが、一つの参考例としていただけば幸いです。