アメリカで、また、タカタ製エアバッグが原因の死亡事故がありました。今回は17歳の女子高生が被害に遭いました。本来なら運転手を守るはずなのに、痛ましい事故に繋がって悲しいことです。
ホンダや米規制当局は6日、テキサス州で3月31日、タカタ製エアバッグが破裂し、運転していた17歳の女子高校生が死亡したと明らかにした。タカタ製エアバッグの欠陥に絡む米国での死者数は10人となった。(参照:ロイター、2016年4月7日)
乗っていた車は2002年製のシビックで、購入者の家族はリコールの情報は把握していなかったというニュースがある一方、所有者にリコールの通知が数回送付されたが修理していなかったというニュースもでていました。どちらが正しいのかわかりません。
タカタ製エアバッグ問題はアメリカ史上最大規模のリコールで、ホンダ車の死亡事故ニュースが繰り返し出ているのに気にならなかったのか?とその辺が少し疑問ではあります。
タカタ製エアバッグは各社で使っているはずなのに、死亡した10人中9人がホンダ車に乗っていたそうです(ホンダ以外の事故はフォードが1件)。
皮肉なことに、アメリカの自動車メーカーの中では、ホンダはリコール後の修理完成率が一番高いそうです。 それでも死亡事故が一番多いのがホンダ車という状況に、メーカーとしてもっとやることがあるとアメリカのメディアで非難されています。
私のところには、エアバック修理のダイレクトメールが2015年12月半ばにきました(「エアバックのリコール案内がホンダから届きました」参照)。
なかなか予約をとってディーラーに行くのが面倒で、しかも修理に1時間かかるということなので、4月現在、まだ修理をしていません。
ちなみに、今まで担当営業マンや購入したお店から電話やメール連絡がくるといったフォローアップは全然ありません。
いつ修理するかはオーナーの責任と言われればそれまでなのですが、一通ダイレクトメール送っただけで、これで事故が起きればホンダが責められてしまうでしょうから、これでいいのかとホンダ側の心配をしてしまいます。
日本は車検がありますから、メーカーとしてはその時に対応すればよいという考えがあるのかもしれませんが、修理は早いに越したことはないですね。私も急がないと・・・